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みそ汁しる

ジャニーズにはまったのではてなブログをはじめました

ツインタワーがツインタワーではなかったころ

24コンオーラスでの小瀧くんの挨拶に端を発する、そこから垣間見えたツインタワー二人の関係性と目線のあり方、というのが非常に興味深かったので、少し書き残しておきます。

例に漏れずわたしものんちゃんの挨拶にはかなりグッときたほうで、ああ、客席に向かってなんて正直に打ち明けてくるのだろう、という、やや胸を突かれるような想いと、そんなときにでもユーモアを忘れない彼特有の姿勢と、それから、自分以外に向けられる、ひたすらまっすぐな感謝の言葉とまなざし、というのが、やけに印象に残っています。

とくに三つ目に関しては、グループの中で最年少だということもあるのでしょうが、その日の昼公演では「僕をここまで育ててくれてありがとうございます」というような言葉が出たりなどもして、なんというか、そこに"驕り"が一切ないことに驚きました。

他のメンバーは多かれ少なかれ、そのとき頭に思い描くそれぞれの"苦境"に対し、「自分はなんとかそれを乗り越えてきた」というような感慨が、少しくらいはあったのではないかと想像するのですが、しかし彼に関しては、彼の挨拶に関してのみ、わたしは、この人は「"自分が"乗り越えてきた」とは、ひとつも思っていないのだな、と感じました。

ただひたすらに、ここに立てているのは、周囲の人間のおかげだと、ほんとうにそう、心から思っているようでした。

その挨拶を聞いているあいだ、やはり、7WESTのメンバーの名前が出るときは、しらず待ち構えるような気持ちになっていました。先輩風を吹かしてきた神ちゃん、で口元が綻び、よくわからないしげ、で、それは切って捨てるようでなんだか優しい言葉のようにも感じられ、それから、12歳の僕を遊びに誘ってくれた流星、というフレーズが、強く胸に響いてきました。

現在の二人の関係は、メンバーでありながら対等な友人のようでもあって、実際にプライベートでもよく遊んでいるみたいだし、家族との付き合いがあったりもして、共通の仲間も多いようです。そういう風な関係性が取り沙汰されがちですが、しかしよくよく考えてみれば、彼らは3歳差なのでした。

10代の、少年たちがひしめきあうコミュニティ内での、しかも比較や競争でひりついた面もある中での、3歳差。

のんちゃんのその一言で、わたしは、12歳の彼はどれだけそれに救われていたんだろうか、と、ただその一言のみで、察するのでした。

お姉さんしかいない12歳の男の子が、妹しかいない15歳の男の子とよく遊ぶようになって、優馬や地元の仲間たちなども介しながら、ある種の"居場所"が築かれてきて、そして今では対等な友人同士のように振る舞いますが、しかし、おそらくはきっと、のんちゃんはそんな流星のことを、心の内ではいつもどこか見あげつつ、少し背伸びをしながら肩を並べて、流星はそんなのんちゃんのことを、心の内ではどこか見守りつつ、肩を並べていた。そんなことも、あったのかもしれない。

友人のように、またはシンメらしく対等に振る舞いながら。こっそりと、互いにその目線だけで。

ふと、そんなことを思いました。

のんちゃんが言ったその言葉が、みごとに流星の涙のきっかけになっていて、そんな風に、敏感で多感な少年だったころの二人が、ぎこちなく交流しだした時期というのが、彼らには確かにあって、今は柔軟に、ときにはユーモラスに伸びやかに過ごしているようにも見えますが、義理堅く、受けたことはけっして忘れなかったり、またそれを持ち出されると、すぐさま記憶が呼び起されたり。

ああ見えて男の子というのは、内側はとても繊細につくられた生き物なんだろうなあとも思えて、ふしぎな感傷が、胸をよぎるのでした。